配給作品
シネマ・ロサではロードショー館としてチェーン系や単館系などの番組を上映するのみならず、自主企画や共同企画での特集上映や、さらに自ら作品を買い付け配給したり、若手作家のバックアップも行なっています。
(これ以外に、配給作品ではありませんがレイトショー・ページ内で2001年春以降の特集上映のうち代表的なものをリストアップしてあります。)

シネマ・ロサ(ロサ映画社)配給作品
下記の作品につきましては、当社にて配給業務を行っています(一部を除く)。詳細はお問い合わせください。

 冨永昌敬監督作品

亀虫(シリーズ) 水戸短編映像祭グランプリ作品『VICUNAS』によって青山真治や阿部和重らの絶賛を受け、その後『パビリオン山椒魚』で劇場映画デビューを果たした冨永昌敬監督によるオムニバス作品。東京都内を東西に横切り、果ては関越道へと接続する「目白通り」。『亀虫』は「目白通り」沿いに繰り広げられる、ある「兄弟」の、「嫁」の、「妹」の物語である。
『亀虫の兄弟』『亀虫の嫁』『亀虫の妹』『亀虫の性』『台なし物語』の五話連作。
監督 : 冨永昌敬
撮影 : 月永雄太  音響 : 山本タカアキ
音楽 : ノーシーズ
出演 : 杉山彦々 安彦麻理絵 木村文 尾本貴史 冴嶋園子 笠木泉
配給 : オパルック+ロサ映画社
テトラポッド・レポート 伝説のクレイアニメーション映画「虚穴遊戯」の上映会場。最前列の座席で、ひと組の男女の死体が発見された。「心中である」「陰謀である」、ふたつの説を巡るもうひと組の男女の途方もないやりとりは、獄中の<監督>から寄せられた肉声テープによって決着を迎えることになる。
監督・脚本 : 冨永昌敬
撮影・照明 : 月永雄太  録音・整音 : 山本タカアキ
音楽 : 福中ラジオ局  アニメーション : 上乗直子
出演 : 福津泰至 木村文  杉山彦々 尾本貴史  児玉百合香 ほか

NO PHOTO
VICUNAS ビクーニャ 自称発明家の玉助は、先妻のしな子の要望から、特殊な害虫駆除生物を世界に売り出そうと目論む。ところが、新しい夫は貿易商で南アフリカに滞在中とか、20歳の夫の連れ子は留学中なのだとか、しな子の話はことごとく嘘臭い。集まる人々はどれもこれも役に立たず、挙げ句の果てに肝心のしな子まで失踪してしまって始末に負えない。本当に儲かるのか?しな子はどういうつもりなのか?
監督・脚本 : 冨永昌敬
撮影・照明 : 月永雄太  整音 : 山本タカアキ
照明 : 大庭敦基  挿入音楽 : 梅津和時 ほか
出演 : 嘉悦基光 榎本愛 木村文 杉山彦々 福津泰至 熊田プウ助 ほか
シャーリー・テンプル・ジャポン・パートII 静岡県ワシントンDC郡ウォーターゲート町の山寺に潜伏する3人の青年たちは、同町の町長選挙における“貴重な一票”として現職候補陣営に雇われた“身代わり有権者”であり、同町の失踪者リストから選び抜かれた町民に成りすますべく訓練の日々を送っていた。そこに4人目の“有権者ネーム”を名乗るひとりの女子大生があらわれる。そしてまた同日、村長選挙に沸く長野県ローマ郡ヴァチカン村の山荘にも“身代わり有権者”とおぼしき青年たちの姿があり、そこにもやはり、謎の女子大生があらわれるのだった。
監督・脚本 : 冨永昌敬
撮影・照明 : 月永雄太  録音・整音 : 山本タカアキ
出演 : 浅野麻衣子 嘉基光 木村文  杉山彦々 尾本貴史 福津屋兼蔵 小高和剛 梅本洋一
製作 : バイオタイド ロサ映画社 シネマパンチ
制作 : SPOTTED PRODUCTIONS オパルック
シャーリーの好色人生と転落人生 新鋭・佐藤央が監督した「シャーリーの好色人生」と、次回作に太宰治原作『パンドラの匣』が控える冨永昌敬監督作「シャーリーの転落人生」。
欲望に忠実で、周りの混乱をよそに飄々と生きる愛すべきキャラクター・シャーリーとその腐れ縁の親友、彼らが訪れる場所で巻き起こる美女たちとの愛憎と陰謀のドラマが、それぞれを補完し合う2つのアナザー・ストーリーとして描かれる。 
「好色人生」監督・脚本 : 佐藤央
撮影・照明 : 芦澤明子(JSC)
出演 : 福津屋兼蔵 夏生さち 宮田亜紀 ほか
「転落人生」監督・脚本 : 冨永昌敬
撮影・照明 : 月永雄太 三村和弘
出演 : 福津屋兼蔵 平沢里菜子 笠木泉 ほか
製作 : STJP共済組合 シネマパンチ
配給 : ロサ映画社+SPOTTED PRODUCTIONS

 入江悠監督作品

OBSESSION 行路I
監督・脚本 : 入江悠
撮影 : 石塚将巳
録音 : 竹田直樹
美術 : 小池一馬
出演 : 鳥栖なおこ マチヲ 那須野恵 愛甲美智 岡本恵理子 興畑春香
配給 : ノライヌフィルム+ロサ映画社
監督・脚本 : 入江悠
撮影 : 三村和弘
音響 : 松原耕太
作曲 : 渡邉愛  制作 : 藤寛文
演出補 : 松島浩平
楽曲演奏 : 雑司ヶ谷管弦楽団
出演 : 杉山彦々 兼城愛子
黄昏家族 SEVEN DRIVES
監督・脚本 : 入江悠
撮影 : 三村和弘
照明 : 加藤航平
整音 : 松原耕太
出演 : 杉山彦々 三浦麻美 松島浩平
声の出演 : 守屋文雄
監督・脚本 : 入江悠
撮影 : 小笠原寛慶
録音 : 板坂征哉
美術 : 小池一馬
出演 : 豊田将大 ナオミ 
JAPONICA VIRUS 『OBSESSION』『SEVEN DRIVES』がゆうばりファンタスティック映画祭に2年連続入選し、注目を集めた入江悠監督の長編第一作。
中国で発生した謎のウイルスが蔓延し、統制法案により「国民保安法」が施行されつつある近未来の日本を舞台に、冷え切った恋人との関係、弟の死、両親との確執…様々な問題を「保留」して生きる主人公・陽一郎(斉藤陽一郎)の漂流と再生を描いたSFタッチのロードムービー。
監督・脚本 : 入江悠
脚本 : 坪内 真  撮影 : 三村和弘
音楽 : WONDER AUDIO 岩崎太整 渡邊 愛
出演 : 斉藤陽一郎 鳥栖なおこ 藤井樹 杉山彦々 戸田昌宏 冨永昌敬
配給 : バイオタイド
配給協力 : ロサ映画社
SR サイタマノラッパー ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009オフシアターコンベティンションにてグランプリ受賞を果たした長編第二作。
レコード屋もライブハウスもないサイタマ県のフクヤ市。ニートのIKKUはいつの日か世界的なラッパーになるのを夢見て、友人たちとオリジナルトラックを作りライブをやろうと考えている。そんなある日、高校の同級生で、中退して東京に出ていた千夏が地元に帰ってきたのだが…。サイタマの片田舎で不器用にラッパーを目指す青年たちの、どこか哀しく、やがて可笑しな日々。
監督・脚本 : 入江悠
撮影 : 三村和弘  音楽 : 岩崎太整
MA : 山本タカアキ  録音 : 高田美穂
HIPHOPアドバイザー : RTR 上鈴木タカヒロ(ANI)
出演 : 駒木根隆介 みひろ 水澤紳吾 奥野瑛太 杉山彦々 益成竜也 TEC 上鈴木伯周
配給 : ロサ映画社+ノライヌフィルム

 沖田修一監督作品


このすばらしきせかい 同級生に怪我をさせてから、学校に行かなくなった高校生の涼一はTVゲームばかりやっている。そんなある日、住む家も金もなくした叔父の清がやってきた。最初はその慣れ慣れしさや偏屈な性格に嫌気がさすが清のペースに巻き込まれていくうちに涼一の中で何かが変わってゆく…。
水戸短編映画祭でグランプリを受賞するなど皮肉とユーモアに満ちた独自の世界を現出する俊英・沖田修一の初長編作品。マイペースな魅力に満ちたハートウォーミングコメディーの決定版!
監督・脚本 : 沖田修一  制作 : 荒木孝眞
撮影 : 大目象一  録音 : 吉村健作 山田千晴
照明 : 鈴木昭彦  助監督 : 荒船泰廣 守屋文雄
出演 : 畑敬志 古舘寛治 大崎由利子 兵藤公美 志賀廣太郎 安村典久
配給 : バイオタイド
配給協力 : ロサ映画社

 佐向大監督作品


まだ楽園 雄二と俊。ふたりの男が車に乗り込み、街を後にする。彼らが目指すのは、雄二の生まれ育ったある地方都市。そこで俊はひとりの女と出逢い、雄二はひとりの男と対峙する。果てしなく続くかもしれないし明日終わってしまうかもしれない世界。目的を果たした雄二のまなざしの先には、一体何があるのだろうか。
神奈川県映像コンクール特別賞受賞等の経歴を持つ佐向大監督による、宿命に抗わず生きる男たちの彷徨を、重層的な時間の中で時にユーモラスに時にシリアスに描いた青春ロード・ムービー。 
監督・脚本・撮影 : 佐向大
撮影 : 倉茂透  音楽 : ミサイルズ
協力 : boid nobody
出演 : 中村英司 森本忠典 水高陽子 小川登 日守良平 近藤千草 清水永順 福永光宏 照本良
配給 : パロマイン+ロサ映画社

 岡太地監督作品


屋根の上の赤い女 文化庁委嘱事業「若手映画作家育成プロジェクト」に選出され制作した岡太地の短編作品。
文具卸会社で、新しいアルバイトを始めた護摩君は、そこで事務をしている西山さんと出会う。西山さんは、真っ赤なコートの似合う、どこか独特な雰囲気がある女性だ。護摩君はすぐに彼女に惹かれるものの、今ひとつ踏み切れないでいる。そんな時、彼女が起こした小さなミスがきっかけで問屋は大乱闘に。お互いに思いを伝えられないまま、西山さんと護摩君は逃げて逃げて、そしてついに2人は屋根の上へ…。
監督・脚本 : 岡太地
撮影 : 近藤龍人  照明 : 藤井勇
録音 : 古谷正志  美術 : 宇山隆之
音楽 : 侘美秀俊
出演 : 山中崇 神農幸 高城ツヨシ 梶本潔 板倉善之
配給 : ヨモスガラブ フィルムズ+ロサ映画社 

 石井裕也監督作品


ばけもの模様 第1回「エドワード・ヤン記念」アジア新人監督大賞を受賞した石井裕也の怪作が遂に劇場公開!!
井原西鶴の言「人はばけもの、世にないものはなし」に想を得た群像喜劇。殺人未遂、裏切り、駆け落ち、食品偽装と、まさに化け物じみた人間達がやりたい放題。だが醜く滑稽な登場人物達の化けの皮が全て剥がされた時、人間の哀しき本性が暴かれる。
監督・脚本 : 石井裕也
脚本 : 登米裕一
撮影 : 松井宏樹  照明 : 小林万平
美術 : 沖原生純 内堀義之  音楽 : 今村悠輔
出演 : 大鳥れい 桂都んぼ 潮見論 稲川実代子 牧野エミ じんぐうまさひろ 邦城龍明 井川あゆこ
配給 : チャベス・シネマ+ロサ映画社

 その他の配給作品

La Buche ブッシュ・ド・ノエル 街中がお祭り気分で浮き立ってるクリスマス。その聖なるクリスマスが三姉妹とその両親にほろ苦くも暖かな真実の鐘を鳴らす。外は凍えるような寒さだけれど、心はぬくもりに溢れている。クリスマスが持つちょっとした魔法によって、彼女たちにもやがて光が見えてくる…。
監督 : ダニエル・トンプソン
キャスト : シャルロット・ゲンスブール エマニュエル・ベアール サビーヌ・アゼマ ほか
元・配給 : ロサ映画社
<現在は配給期限切れ> 
カメラ La Sevillane ポスト・ヌーヴォーロマンの旗手トゥーサンの、『ムッシュー』に続く監督2作目。効果的に使われる黄色や赤などの配色と軽快な「セヴィアーヌ(スペイン歌謡曲)」に彩られた愛らしい作品。
監督 : ジャン=フィリップ・トゥーサン
キャスト : ミレイユ・ペリエ ジャン=クロード・アドラン ジャン・ヤンヌ ほか

元・配給 : ロサ映画社
<現在は配給期限切れ>