劇場の歴史>>>

CinemaROSA(シネマ・ロサ)は、昭和21年(1946)にほぼ現在の場所にCinemaSEREZA(セレサ)および少し離れてCinemaLIRIO(リリオ)、そしてもう一館シネマ東宝と計4館が順次オープンし、邦画各社の封切り(ロードショー)館として運営されました。その『ロサ』『セレサ』『リリオ』とはスペイン語でそれぞれ『薔薇』『桜』『百合』の意です。ちなみに、昭和30年代から40年代にかけては、日本映画の最盛期と呼ばれた時期で、映画館数も映画入場者数もピークを迎えていたようです。

後に、ロサとセレサがあった区画をレジャービルとして建て直す際、その2館のみ残すということになり、リリオおよびシネマ東宝は閉館しロサとセレサがそのビルに入ることになりました。昭和43年(1968)に、今のロサ会館が完成し、CinemaROSAとCinemaSEREZAがリニューアル・オープンしました。引き続き邦画の封切りをメインに上映しつつ、洋画の封切りも上映するようになりましたが、徐々に映画館入場者数の長期減少傾向や製作される作品数の減少等により、番組編成を変更することが多くなってゆきました。

その後、昭和50年代になって、いわゆる「名画座」としてプログラムを組むことになりました。2Fのロサでは邦画の2本立て興行やハリウッドを中心としたアメリカ映画などの娯楽作品、B2のセレサではヨーロッパを中心としたアート系映画、という路線がほぼ定着し人気を博していたようです。

そしてちょうど池袋地区のロードショー館のチェーン構成が変動を迎える際に方針を転換し、平成9年(1997)名画座から再びロードショー館へとなり、その際にロサ1/ロサ2という呼称となりました。翌年(1998)にはまずロサ1(2F劇場)が、さらに翌年(1999)にはロサ2(B2劇場)がリニューアル・オープン。音響はドルビー・デジタルSRDを導入し、座席にはカップホルダー付で、左右壁側の2席は他席と離れて設置されているためカップルシート形状になってます。ロサ1はクリームを基調とした明るい雰囲気、ロサ2はブルーを基調とした落ち着いた雰囲気となりました。

長らく35ミリプリントでの上映が続いていたシネマ・ロサですが、映画界全般のデジタル化に伴い、平成24年(2012)の4月にはデジタルシネマ(DCI規格)の機材設備を導入し、今後は同システムでの上映に切り替わることになります。なお番組によっては35ミリプリントあるいは業務用DLPプロジェクターでの上映となることもあります。

当劇場ではロードショー館としてチェーン系の番組を上映するのみならず、積極的に自主企画での特集上映や、さらに自ら作品を買い付け配給したり、若手作家のバックアップも行なっています。(特集上映ページ内より2001年春以降の特集上映のうち代表的なものをご覧いただけます)